よくあるご質問

Q:絨毯は親子三代に渡って使用できると聞いたことがありますが事実ですか?
A:「本当です」とお答えしたいところですが、お約束はできかねます。手織り絨毯はとても長持ちするものですから、誰かがそのように表現した言葉が、ひとり歩きしているのだと考えられます。しかし、西洋には100年以上の古いものをアンティークとして高価に取引される市場もあります。良質な絨毯を大切に使用すれば、100年以上使用できることは証明されているということです。 ウ-ル絨毯なら少なくても、30~50年はご使用いただけるでしょう。
Q:見る方向で色味や光沢が違って見えるのはどうしてですか?
A:絨毯には織り目というのがあります。パイルは織りはじめの方向に少し傾いて立っています。そのため、順目逆目の影響がでて、光沢や色の濃さが違って見えます。しかし、そのことで常に新しい表情が生まれ、室内や生活に変化を持たらしてくれます。そこが手織り絨毯のおもしろみでもあります。
Q:房(ふさ)が邪魔になりますが、切ってもよいのでしょうか?
A:房は飾りで付いているのではありません。縦糸の両端であり、絨毯の生命線です。少し短く切る、敷くときに上手に全体をウラにまわすなどの対処をおすすめします。どうしても気になるようでしたら、当社にて房の加工を承ります。別途代金をいただきますが、裏に折り曲げて固定し、カバ-に房を入れ込む加工です。
Q:左右の寸法が違っていたり、少々歪んでいる感じがします。不良品なのでしょうか?
A:手織り絨毯は、型に流し込んだり、定規で正確に測ったりなどの作業をおこないません。ミシンでまっすぐに仕上げるようなつくり方でもなく、職人の経験とカンで織られます。そのため、職人によってでき映えが均一でないことはやむを得ません。しかしそれが手織りの証明であり、よさでもあります。世界唯一、一点ものの価値なのです。寛大に受け止めていただけますようお願い申しあげます。
Q:絨毯は、縦・横に折りたたんでよいのですか?
A:手織り絨毯は、縦糸と横糸がほぼ均等に交差しており、どちらにも折り曲げることができますが、長期間使用せずに保管して置く場合は、丸めて紙か布で包んで保管ください。
Q:踏めば踏むほどきれいになるというのは本当ですか?
A:本当です。絨毯のパイルは密集しており、踏まれるごとにお互いが強く摩擦しあいます。それにより、独特の光沢や落ち着きがでてきます。丁寧に使用されている絨毯は、使うほどきれいになるのです。しかし、そのためには使用による劣化や生活の汚れに対する正しいメンテナンスが必要です。
Q:絨毯は何年おきにクリ-ニングに出したらよいでしょうか?
A:絨毯は元々土足で使用される、床材として作られました。とくにウ-ル素材のものは、毛に含まれている油性の効果で、汚れを一旦ガードしますので、クリーニング&メンテナンスのページで紹介しているようなお手入れで十分です。とくに汚れが目立つようになるまではクリーニングに出す必要はありません。クリ-ニングに出す場合は、当社にお申し付けください。